フィンランドのスマートフォンメーカーヨーラは31日(現地時間)、Androidタブレット「Jolla Tablet」において苦境に追い込まれていることを明らかにしました。

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Jolla Tabletは、クラウドファンディングサイトIndiegogoで開催されたキャンペーンで成功を収め、当初は2015年内にも出資者に対して製品の出荷が本格的に開始される予定でした。

しかしながら昨年11月、同社は債務再編の申請を行ったことに加え、従業員の大半を一時的に解雇する措置を取ることを発表(過去記事)。一時は会社の存続自体が危ぶまれる状況に陥ったことを受けて、Jolla Tabletの出荷自体も一時的に停止される事態となりました。

その後、昨年12月中旬に資金確保に成功したことが発表されたことにより、同社の存続は暫定的に確定した形となりますが、未だに予断を許さない状況にあると見られます。

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ヨーラは今回、2016年の早い時期にJolla Tabletの小規模出荷を実施することを発表した一方で、同端末を出資者全員に対して提供することが不可能となったことも明らかにしました。

ただし「出資への見返りを一切提供しない」のではなく、将来的に “positive surprise(ポジティブなサプライズ)” を提供する予定とされていますが、その詳細な内容や提供時期については明らかにされていません。

現状の綱渡りめいた操業をどこまで維持できるのかは分かりませんが、同社製OS「Seilfish OS」やスマートフォン製品などのデザインやコンセプトが魅力的なだけに、何とか無事に経営再建を果たして頂きたいところです。

[Jolla Blog via Neowin]