ZDNetは23日(現地時間)、韓国LGが、韓国サムスンの最新フラッグシップモデル「Galaxy S7」に対する「LG G5」の優位性を主張する解説画像を、新たに公開したことを報じています。

98 LG G5 vs Galaxy S7 infographic

新たに公開された画像には、LG G5の方がGalaxy S7よりも勝っている点が幾つも明記されていることを確認できます。しかしながら、そのうちの幾つかの項目については少なからず疑問を挟み込む余地があるなど、優位性を強調するための広告としてはやや “脇が甘い” ものとなりました。

全8項目のうち最初の2項目にあたる「モジュールデザインによるカスタマイズ性の強化」と「着脱式バッテリーの採用」については、LG G5がGalaxy S7よりも優れている点として挙げられることに特に異論はないように思われます。

一方で、カメラ性能に関してLG G5が優れている根拠として、「1600万画素センサーを採用している」ことが挙げられています。

しかしながら、Galaxy S7は画素数を約1200万画素に抑えることにより、画素ピッチを大きくし低照度環境下での撮影能力を向上させているほか、デュアルピクセルCMOSセンサーによる超高速な像面位相差AFを実現するなど、総合的に優れたカメラ性能を実現させており、一概に画素数の多さ=優れた画質であると言い切ることはできません。

98 LG-G5-vs-Samsung-Galaxy-S7-infographic-02

「LG G5」の方が「Galaxy S7」よりわずかに大きなディスプレイを搭載

さらに、5.1インチディスプレイを搭載するGalaxy S7に対して、5.3インチディスプレイを搭載している点を優位な点としていますが、ディスプレイの大きさは個人の好みによるところが大きく、また両モデルともにディスプレイ解像度が変わらない以上、その大小だけをもって優位性を論じることは難しいように思われます。

そのほか、Always On Display機能とmicroSDカードスロットの項目については引き分けとされていますが、DAYLIGHT MODEと呼ばれる自動あるいは任意で画面の輝度を変化させることにより直射日光下での視認性を向上させる機能はGalaxy S7にも搭載されており、この項目に関しても実際には引き分けとなる模様です。

一方で、Galaxy S7の方がLG G5よりも勝る点としてIP68相当の防塵防水性能の存在が挙げられていますが、この点については特に異論を挟み込む余地はないように思われます。

これら上述した観点から公開された画像を見ると、LGがLG G5の優位性として主張している要素の大半が根拠としてはやや弱いようにも感じられます。むしろそれを根拠として主張しなければならないほどにLGがGalaxy S7に対して強い危機感を抱いていると解釈するのは、さすがに邪推が過ぎるでしょうか。

[ZDNet via Phone Arena]