インテル、「Tick-Tock」モデルを廃止へ ―新たな開発サイクルを採用

AnandTechは22日(現地時間)、米インテルが今年2月に公開した有価証券報告書(Form 10-K)の中で、同社が半導体開発において採用してきた「Tick-Tock」モデルと呼ばれる開発サイクルが廃止されたことが明らかにされたと伝えています。

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「Process / Architecture / Optimization」の3段階から構築される新開発サイクル

近年インテルが採用してきたTick-Tockモデルにおいては、前世代のマイクロアーキテクチャにごく小規模な改良を加えるだけに止め、製造プロセスルールの微細化を図る「Tick」世代と、プロセスルールはそのままにマイクロアーキテクチャの刷新を図る「Tock」世代が毎年交互に登場してきました。

しかし半導体プロセスの微細化が進むにつれ、2年毎にプロセスルールの更新が求められるTick-Tockモデルを実現させることが難しくなり、既にインテルは「Broadwell」から「Skylake」に加え、今年登場予定の「Kaby Lake」まで3世代に渡り「14nm Tri-Gate」プロセスを採用することを明らかにしています。

なお、同社が有価証券報告書の中で明示したところによると、今後インテルはプロセスルールの刷新を行う「Process」世代、アーキテクチャが刷新される「Architecture」世代、前世代の設計に最適化を施す「Optimization」世代という3段階から構成される新たな開発サイクルを採用するとのことです。

ムーアの法則を当て嵌められる時代の終焉が訪れつつあることが叫ばれ続けて、はや数年。世界屈指の半導体企業であるインテルが示した開発サイクルの変更は、今後登場する同社製CPUの性能進化の速度が鈍化することを示唆していると邪推することもできますが、そうはならないことを祈るばかりです。

[Intel via AnandTech]

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