Road to VRは29日(現地時間)、米グーグルの開発するWebブラウザ「Google Chrome」の開発者向けビルドに、「VR Shell」と呼ばれる新たな技術が導入されたことを伝えています。

21 Chrome logo

現在、VRヘッドセット上でWebサイトを閲覧するには、そのサイトがVR表示に対応している必要があり、VR非対応のWebサイトを正しく閲覧するには、一度ヘッドセットを頭から取り外さなくてはならない状況にあります。

しかしながら、新たにグーグルは、Chromeブラウザの開発者向けビルドに対して「VR Shell」と呼ばれる新機能を追加。これを有効化することにより、「Google Cardboard」や「Daydream」対応デバイスを装用中に、VR非対応のWebサイトを含めた快適なWebブラウジングが可能になるとのことです。

21 Chrome browser gets VR Shell function

また、同社は現在、「WebVR」と呼ばれる規格に準拠しているWebサイトをVRヘッドセット上で閲覧可能にする機能を提供していますが、同社は今回、同ブラウザのベータ版に、“WebVR非準拠” のVR対応サイトをも差し障りなく閲覧可能にする新機能を実装しました。

どちらの機能も、ブラウザのアドレスバーに「chrome://flags」と入力することで表示される設定ページから有効化できますが、現時点ではどちらも開発の初期段階にあるため、機能も限定されているほか、まだ不具合なども数多く内包されている模様です。

両機能が実用化される時期などについては不明ですが、あるいは「Daydream」プラットフォームのリファレンスモデルとなる見込みの次世代Nexusスマートフォンとともに、年内には提供が開始されることになるかもしれません。

[Road to VR via 9to5Google]