中国ファーウェイは3日(現地時間)、“世界最高性能” を謳う次世代フラッグシップSoC「Kirin 960」を発表しました。

12-kirin-chipset

2009年に第1世代モデルが登場して以来、連綿とファーウェイ製端末に採用され続けてきたKirinシリーズですが、新たに発表されたKirin 960は、先代モデル「Kirin 950」と比較から大きな性能向上を果たしました。

Kirin 960の大きな特徴としては、英ARMの次世代高性能CPUおよびGPUコアである「Cortex-A73」と「Mali-G71」を、それぞれ世界で初めて搭載している点が挙げられます。

また、4基のCortex-A73コアと4基の「Cortex-A53」コアから成る「big.LITTLE」構造を採用しており、世界最高のマルチコア処理性能を実現しつつも、先代モデル比でおよそ15%の省電力化に成功しているとのことです。

11-huawei-mate-9

世界初の「Kirin 960」搭載端末となる「Huawei Mate 9」

さらに、GPUには8基のMali-G71コアを採用したことにより、グラフィック処理性能はおよそ180%(=2.8倍)、電力効率については40%という大幅な向上を実現。しばしばKirinシリーズの弱点として指摘されていた弱点に、大きく手が加えられた形となります。

そのほか、新たに機械学習機能を実装。独自アルゴリズムに基づいた自動保守機能により、経年によるパフォーマンスの低下を防ぎ、1年半ほど継続的に使用された端末でさえもそのパフォーマンスは維持されるとのこと。

近年、飛ぶ鳥を落とす勢いで躍進を続けるファーウェイですが、Kirin 960の投入によりハイエンド市場における影響力はさらに増すことが予測され、勢いはますます加速することとなりそうです。

[Business Wire]