新製品の発売は、所有物の取り扱いを雑にさせる? ―新たな研究結果が報告される

Mashableは19日(現地時間)、新製品の発売が人間にもたらす影響について、新たに興味深い研究結果が発表されたことを伝えています。

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「iPhone 5」および「iPhone 5s」の紛失時期と件数の相関性を示したグラフ

米Columbia Business Schoolkから新たに発表された研究報告によると、スマートフォンの新製品が発売、あるいは発売が間近に迫った際に、多くの人間は無意識のうちに現在使用している端末の取り扱いに対して不注意、あるい無関心になるとのことです。

この現象は「upgrade effect(アップグレード効果)」と命名されており、研究者はこの理論を実証するために主に2つの調査を実施しました。

まず研究者は、端末の製造番号(IMEI)を調べるWebサービスを利用して、過去に紛失した3000台の「iPhone 5」および「iPhone 5s」について紛失した時期を調査。その結果、両端末の紛失件数が最も増加したのは、それぞれ新製品(iPhone 5sまたは「iPhone 6」)が発売される直前であったことが判明したとされています。

また、同研究者らによって602名のスマートフォン所有者を対象に実施されたオンライン調査や研究施設内での試験を通じても、アップグレード効果の存在を実証するような結果が得られたとのことです。

「アップグレード効果」を揶揄する内容のCM

なお、このアップグレード効果はスマートフォンに特有の現象ということではなく、マグカップやシャンプー、眼鏡など様々な物品においても同様の現象が生ずると報告されています。

つまるところ、アップグレード効果とは、手持ちの端末がまだ十分に機能するにもかかわらず新製品に買い替えるという行為を正当化し、無駄な出費をすることに対する罪悪感を減らそうとする “無意識の防御反応” ということなのかもしれません。

[AMA Journals via Mashable via Phone Arena]

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