クアルコム、「Snapdragon 835」の詳細を公開

米クアルコムは3日(現地時間)、同社最新のフラッグシップSoC「Snapdragon 835」の詳細について、新たな情報を公開しました。

現行フラッグシップモデルの「Snapdragon 820」および「Snapdragon 821」は、ともに完全に独自設計のCPUコア「Kryo」を4基搭載するクアッドコアSoCでしたが、Snpadragon 835は “セミカスタム” のCPUコア「Kryo 280」を8基実装したオクタコアSoCとなりました。

かつての「Snapdragon 810」や他の競合製品と同様に、「big.LITTE構造」を採用。 4基のKyro 280を1つのまとまり(クラスタ)としており、それぞれのクラスタは最大2.45GHzと最大1.9GHzで動作するとのことです。

さらに、Snapdragon 820比で、最大20%の処理性能向上と最大25%の電力効率改善を実現しつつも、チップ面積を30%削減したほか、統合されている新開発のGPU「Android 540」は、「Adreno 530」比で最大25%の性能向上を達成し、新たにHDR出力に対応しました。

そして、メモリについては、デュアルチャネル仕様の「LPDDR4x-1866(1866MHz駆動)」までに対応し、「Quick Charge 3.0」比で最大20%も給電効率の改善を果たした「Quick Charge 4.0」も実装されています。

そのほか、DSP(デジタルシグナルプロセッサ)とISP(イメージシグナルプロセッサ)についても、それぞれ新開発の「Hexagon 682」と「Spectra 180」を実装。AR(オーグメンテッドリアリティ)やVR(ヴァーチャルリアリティ)に必要とされる処理能力がさらに強化され、最大3200万画素のシングルカメラまたは最大1600万画素のデュアルカメラへの対応を果たしています。

新たに統合された通信モデム「Snapdragon X16 LTE」は、下り方向で最大1Gbps(Cat.16)、上り方向で最大150Mbps(Cat.13)という非常に高速なLTE通信を可能にしている上に、世界で初めて「Bluetooth 5.0」規格をサポートしました。

「Snapdragon 820(左)」と「Snapdragon 835(右)」

また、既に発表されていた通り、Snapdragon 835は最新の「10nm FinFET」プロセスで製造されており、2017年上半期中に実際にこのプロセッサを搭載する製品が登場する予定とのことです。

半独自設計とされているKyro 280コアの詳細については非常に気になるところではありますが、残念ながら今回その点に関してはほとんど情報が明らかにされませんでした。

なお、間もなく開幕を迎えるCES 2017や、来月下旬より開催予定のMWC 2017では、Snapdragon 835を採用する製品も発表される見通しですが、まずは目前に控えるCES 2017の方に期待したいところです。

[Android Police]

1 件のコメント

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  1. No Name 2017年1月5日 23:21 No.29524 返信

    もう、爆熱問題なんて起こさんでくれよ…
    多分最初はGALAXY S8に乗るんだろうから、
    こんどリコールなんて起こしたらサムスンが危ない。

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