アップル、「iOS 11」を発表 ―Siriやファイル管理、AR機能などを強化

米アップルは5日(現地時間)、モバイル向けOSの次期バージョン「iOS 11」を発表しました。

iOS 11では、「Siri」の機能性が大きく拡張されました。より自然な発音やイントネーションを手に入れたほか、新たに翻訳機能を実装。現時点ではベータ版ながらも、英語から中国語やドイツ語などへと翻訳することを可能にしています。

また、新たに “on-device learning” と称される学習機能も備わり、ユーザーのSafariやニュース、メッセージなど、各種アプリの使用履歴などからデータを採集し、より個人に最適化した情報を提示できるようになったとのこと。

そして、アップルは今回、メッセージアプリおよび「Apple Pay」も強化。Apple端末間でのメッセージ同期機能が改善されたほか、同アプリ内からApple Payを介して、直接ユーザー間でお金のやり取りが可能になりました。

また、Live Photos機能を利用して、GIFアニメのような “ループ画像” を生成することも可能になったほか、「High Efficiency Image File(HEIF)」と呼ばれる新たなフォーマットが採用され、画像データの容量削減も図られています。

Live Photosにループ画像を作成する機能が追加

iOS 11ではコントロールセンターのデザインも刷新。さらには、新たにiPad上に対してのみ、macOS風のホーム画面および「Dock」機能も追加されました。

さらには、「Files」と呼ばれるファイル管理アプリも実装されており、多くの人がPC上で慣れ親しんだような方法で、端末に保存されているデータを管理できるようになったほか、iPad上ではドラッグ&ドロップ操作も可能になったとのこと。

「Files」アプリとドラッグ&ドロップ機能のデモ映像

「App Store」のデザインについても、一新されます。今回、最新アプリのリリース情報を表示するための「Today」タブに加え、独立した「ゲーム」タブが追加されることなどが明らかにされました。

そして、最新のARプラットフォーム「ARKit」への対応も、iOS 11にもたらされる大きな進化の1つ。より高度かつリアルなARコンテンツの作成が可能にされています。

そのほか、運転中のユーザーをサポートする機能や、スマートデバイスとの連携機能が強化されたり、一部の空港およびショッピングセンターについてのみ、施設内部の地図も表示可能になったりと、利便性を向上させる細かな改善が幾つも施されました。

なお、以下は、iOS 11へのアップデートが提供される予定の端末一覧。

  • iPhone 5s以降のiPhoneシリーズ
  • すべてのiPad AirおよびiPad Proシリーズ
  • iPad(第5世代モデル)
  • iPad mini(第2世代モデル)以降のiPad miniシリーズ
  • iPod Touch(第6世代モデル)

iOS 11は、今秋中にも正式にリリースされる予定です。

[The Verge]

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