ハワイ大学の探査グループはこのたび、旧帝国海軍の伊四〇〇型潜水艦の一番艦である伊号第四〇〇潜水艦(以降、伊400)を「正式に」発見したと発表しました。この伊400、今年8月にハワイ海底研究所のTerry Kerby氏らが “それらしき” 残骸を発見したとして日米政府への照会を進めていましたが、このたび両政府によって伊400号であることが正式に認められたとのことです。

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今回発見された伊400は、旧帝国海軍の潜水艦。全長122メートル・排水量6560トンという駆逐艦並みの巨大さ(当時は世界最大)を誇っていたほか、一度の給油によって地球1周半に相当する3万5000 海里(約6万5000km)という超長距離を航行可能であるなど、1940年代としては異常とも言える性能の数々を備えていました。

その航行能力もさることながら、伊400の大きな特徴として知られるのが、航空機(攻撃機)の搭載能力を備えていたことです。船体内部には特殊攻撃機「晴嵐」を3機格納することが可能となっており、カタパルトを利用した射出機能も備えていたことから潜水空母とも呼ばれました。

<ワンポイント>
このような攻撃機搭載が可能な潜水艦のうち、竣工を迎えたものは、世界中でもこの伊400と同型艦の伊401(2005年に発見)・伊402(未発見)の三隻のみとのことです。
2013/12/4 9:10 追記
伊13・伊14も潜水空母としての機能を備え、竣工を迎えているとのコメントを頂きました。
ご指摘、まことにありがとうございます。

このように圧倒的なスペックを備えた伊400ですが、戦後になって米軍に徴収され、最終的には演習の実艦標的として1946年にハワイ沖で沈没しています。それから実に67年ぶりの発見となる今回のニュースですが、日本国内でイマイチ話題にのぼっていないのとは対照的に、海外ではビッグニュースとして扱われており、大手のニュースサイトがこぞって取り上げています。

2013/12/4 10:05
艦形のわかる画像がほしいとのリクエストを頂いたため、以下に追加致します。

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画像はNAVERまとめ及びこちらのブログ様より引用させて頂きました。

海外ソースを基に日本の歴史に関する記事を書くというのはなんとも妙な気分ですが、それだけ注目される技術が60年以上も前に存在していたのかと思うと、日本の技術力の高さを改めて感じるような思いがします。

独り言

奇跡的なタイミングで某アルペジオに姉妹艦である伊401が登場してきていますが、これは実装を期待しても良いということなのでしょうか…。

2013/12/4 07:56 
タイトルを一部変更いたしました。
2013/12/4 08:55 
変更したタイトル及び本文中の「戦闘機/航空機」を「攻撃機」に修正しました。
2013/12/4 09:45
タイトルの「史上唯一」という表現が紛らわしいとのご指摘を頂いたため、別表現に致しました。
ご教示いただき、まことにありがとうございました。

[Fox News via Discovery News] [mailonline] [HuffintonPost.com] [University of Hawaii]
[参考: 写真で見る”変態兵器” 伊400型(NAVERまとめ)]