スパコン世界ランキング、中国が米国抜き世界一

2013年6月18日 14:24 │Comments(76)

Written by 高田 崚介

全世界のスーパーコンピューターの演算性能を集計する “TOP500” が17日に発表した最新ランキングによると、中国国防科学技術大学(NUDT)が開発した「天河(テンガ)二号」が計算速度33.86 PFLOPS/sec(1秒間あたりに3京回の演算が可能)で演算性能の世界一に躍り出たとのことです。

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中国のスパコンが世界一に輝くのは、2010年8月に公開され同年10月の世界ランキングで一位になった「天河一号A」(2.5PFLOPS/sec)以来とのこと。

天河二号は主要な演算装置を全てIntel製CPUで賄っており、16000あるノード(スパコンを構成する計算機のこと)はそれぞれ2つのIvyBridgeのXeonと、3つのXeon Phiから成り立っており、総計312万のコアを有するようです。

天河二号が1位にランクインすることにより、2012年11月より首位だった米オークリッジ研究所のクレイ社製「Titan(タイタン)」は2位となり、3位に米ローレンス・リバモア国立研究所のIBM社製「Sequoia(セコイア)」、4位に日本の理化学研究所の富士通製スパコン「京」が位置しています。

図1

盛者必衰のスパコン業界、その強大な計算能力は軍事目的などに用いられますが、一方で新薬開発などの人類の課題を解決するためのエンジンとして活用されることもあります。実際、日本の京などは既に材料の解析やダークマターシミュレーションなどに活用されています。

常に1位を目指しつつ、その演算能力によって様々なビッグデータ達が解析されていくのを期待したいところです。

[TOP500 via ITPro]

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