マイクロソフトリサーチ、スマホカメラや市販のウェブカムをKinect化する技術を開発

2014年8月12日 20:40 │Comments(5)

Written by くまむん

マイクロソフト・リサーチはこのたび、市販のスマートフォンやウェブカメラに簡単な改良を施すことで、同社のジェスチャーコントロールシステム「Kinect」のようなモーショントラッキング機能を付加することが可能になる技術を開発したと発表しました。 

これは、米国コンピューター学会が主催するCG技術の国際的な展覧会「SIGGRAPH(シーグラフ)」で、同社が発表したもの。赤外線LEDとバンドパスフィルター(λ=850±10nm)を組み合わせた簡単なセットアップで対象物の深度情報を取得し、これを専用のソフトウェアで解析・映像化する仕組みとなっています。

▼スマートフォンのセットアップ。電源はUSB経由

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▼実際に撮影してみると、以下の様な感じで手の骨格構造をきちんと検出しています。

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▼指の先端の動きを検出し、スマホの画面の中にお絵かきするようなことも出来ます。

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▼市販のウェブカムも手軽にKinect化が可能。まず、カメラの中赤外線カットフィルターを取り除き、

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▼赤外線LEDのリング照明を取り付け、

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▼バンドパスフィルターを取り付けて完成。作業は10分ほどで終了するとのこと。

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▼うまく検出できています。

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▼動画の中では、実際にハンドモーションでオブジェクトを破壊するゲームのデモも披露。

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▼顔の表情をトラッキングすることも可能です。

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▼さらに、検出した表情データから3Dスキャナのように元の顔のモデルを作成することも可能です。

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最近では、ゲームデバイスとしてのみならず、医療現場など異分野への進出も加速しているKinectですが、今回発表されたような技術が携帯端末で気軽に使用することが可能になれば、これまでに注目されていなかったようなアプリケーションが登場してくることになるかもしれませんね。

なお、この技術に関する詳細はACM Digital Library上でオープンアクセスの論文として公開されていますので、興味がある方はチェックされてみてはいかがでしょうか。

[Microsoft Research via Neowin] [ACM Digital Library(PDFダウンロード可)]

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