東工大、スパコン「TSUBAME 2.0」の機能強化を実施 ―世界トップレベルへ

2013年7月17日 10:58 │Comments(51)

Written by くまむん

東京工業大学は16日、同学が開発・運用しているスーパーコンピューター「TUBAME 2.0」の大幅な機能アップデートを、今秋を目処に実施すると発表しました。開発にあたっては、これまでと同様にNEC、NVIDIA、HPの三社が参加し、次期バージョンは「TSUBAME 2.5」になるとのこととです。

TSUBAME2.0

TSUBAMEは、科学技術の発展支援や学際研究の促進などを目的として東工大が2006年から開発を進めているスーパーコンピューターです。

現行バージョンであるTSUBAME 2.0は、2010年にスパコンの計算性能ランキングである “The Top 500” で4位に、省電力性能の世界ランキングである “The Green 500” で1位になるなど、様々な実績を積み重ねてきています。

しかし同大学の発表によると、運用期限まで2年を残している現在でも既に利用率が9割を超えるような状況が生まれていることから、急増する需要に応じる形で計算資源の増強を行うことを決定したとのこと。今回のアップデートにより、計算能力は従来の2.4倍に相当する5.7PFlops(ペタフロップス, 1秒間に5700兆回の計算が可能)に引き上げられることになります。

天候予測や薬剤開発・防災シミュレーションなどの分野において特に重要性が増してきているスーパーコンピューターですが、基礎研究の例に漏れず、日本ではなかなか予算がつきにくいのが現状です。政府には、「2位でも良いじゃないか」などといった近視眼的な視点では無い、長期的な展望を見据えた積極的な支援を期待したいところです。

[東京工業大学(PDF) via マイナビニュース]

このニュースでディスカッション
  • コメントを投稿する際には「コメントガイドライン」を必ずご覧ください
  • コメントを投稿した際には、コメント機能利用規約(ガイドライン)に同意したものとみなされます
  • 主要ニュースサイトなどの「許可サイト」以外のURLを含む投稿はコメントが保留されます