前回に引き続き、WiMAX対応ルータが無料で貰えるBIGLOBE WiMAXキャンペーンについて、通信速度面でのレビューを行いたいと思います。速度といえばWiMAXですが、かなり良いと感じる結果が出ました。0円で機器縛り無しのフリー端末「AtermWM3500R」が貰えるだけでなく、初回月無料という特典が魅力的だったので迷わずこのキャンペーンに飛びつきました。
なぜ、AtermWM3500Rが現行最良機種と呼ばれているのか?
デザインが優れてる等の主観は別として、「最長8時間稼働」というバッテリーの持ちの良さにあります。iPhoneやゲーム機の電池残量を気にしつつ、モバイルルータの残量までも気にしているのはあまり気持ちの良い環境とはいえません。やはり、モバイルルータは空気のような「意識させない存在」になって欲しいものです。その点で、8時間稼働という点が非常に魅力的なのです。
他社製のWiMAXルータは、実際は3時間程度しか使えなかったりと苦労が絶えません。都内でも売り切れで在庫がないことが多い3500Rが、無料で手に入るというのだから管理人が飛びつかない理由はどこにもありませんでした。管理人はボディカラーを「白」にしましたが、赤色があるのも個人的にはGoodです。
さて、気になる通信速度はどうなのでしょうか? 室内や固定地点での速度については概ねレビューがなされているようなので今回は「移動中」をクローズアップしてレビューを行います。
WiMAXは、体感で高速移動に弱い(たとえば新幹線)と言われたり、規格的には高速移動に強いとかいろいろ言われてます。そこで、まずは時速100km/hで移動中に、どの程度速度が出るのか計測してみました。なお、計測中は常にWiMAXのエリア内になる場所を選び、トンネルや高架橋を挟まないようなエリアを選定しました。具体的には、埼玉県内の常磐自動車道です。(もちろん、運転は他者に任せましたのでご安心ください。また、運転中の携帯電話の使用は法律で禁止されています。)あくまでも、一定の速い速度を保ちながら移動速度が通信速度にどのような影響があるのかを測定しました。
回数 | PING | 下り速度 | 上り速度 |
1回目 | 195ms | 2.92Mbps | 1.24Mbps |
2回目 | 199ms | 2.92Mbps | 0.46Mbps |
おそらく、速度的に基地局に近い場所ではないと思います。
しかしながらモバイル環境においては低いPING値と安定した下りの速度をマークしています。
次に100km/hの高速移動中。なお2回目の計測時には表示単位を「Mbps」から「kbps」に変更しています。今更ながら余計な変更をしたと後悔…。
回数 | PING | 下り速度 | 上り速度 |
1回目 | 169ms | 2.92Mbps | 1.77Mbps |
2回目 | 170ms | 5.58Mbps | 1.88Mbps |
移動中でも速い。
どうみても基地局からの距離が全てです。本当にありがとうございました。WiMAXの場合、基地局からの距離が即座に通信速度に直結するのではないでしょうか。「窓際から離れると速度が落ちる」というのも電波の減衰が原因ですし、距離による電波の減衰もそれと同様に影響を受けやすいのではないかと推測します。 別の日にSPEEDTEST.net以外のソフトを使って再度計測を行いました。
回数 | PING | 下り速度(avg) | 上り速度(avg) |
1回目 | 189ms | 2257kbps | 225kbps |
2回目 | 100ms | 3521kbps | 210kbps |
3回目 | 111ms | 3746kbps | 184kbps |
4回目 | 129ms | 2392kbps | 132kbps |
5回目 | 184ms | 2114kbps | 62kbps |
6回目 | 126ms | 2037kbps | 43kbps |
6回の平均 | 139ms | 2677kbps | 142kbps |
6回ほど連続計測してみましたが、やはり基地局からの距離に影響するのかなぁといった「印象」です。また、今回の計測では全体的に上りの速度が低めな結果になりました。移動しながら、動画生配信なんかをする方には辛い数字かもしれません。その一方で、下りの速度は平均2677kbpsをマークしていますのでYoutubeやニコココ動画などの動画配信サイトを含めて、ブラウジングが快適に行えるのではないでしょうか。
管理人の中では現時点においては、首都圏ならWiMAXというのがほぼ確定したも同然です。もちろん、今後ドコモのLTE新サービスである「Xi」などがエリア充実すれば話が変わってきますが。とはいえ、0円で端末が貰えて、毎月3千円台というのは非常に魅力的なのではないでしょうか。
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