ここ数日、ソニー製端末へ「Android 4.0」を搭載するという話題が活発化しています。
ソニーによる完全子会社化に伴い「ソニー・エリクソン」から「ソニーモバイルコミュニケーションズ」に変わった同社ですが、早速その効果(!?)が現れてきたのでしょうか。この記事では、最近発表された2つの新情報をご紹介します。
Xperia初「Android 4.0」搭載端末を発表
ソニーは中国北京で開催されたプレス向けカンファレンスにおいて、新発表のXperiaスマートフォン「Xperia neo L (MT25i)」を正式に発表しました。なお、中国市場向けに投入される端末とのことです。
Xperia neo Lの主な特徴としては、Xperia初搭載となる「Android 4.0」を搭載しているという点や、4インチのFWVGAディスプレイを有する点です。スペックは以下の通り。
搭載OS | Android 4.0.3 |
CPU | Snapdragon MSM8255 1GHz シングルコア |
メモリ | 512MB |
ストレージ | 1GB |
バッテリー容量 | 1500mAh |
外部ストレージ | microSD対応 |
ディスプレイ | 4.0 インチ 解像度854×480 TFT液晶 |
通信方式 | UMTS HSPA 900/2100MHz GSM GPRS/EDGE 850/900/1800/1900MHz |
Bluetooth | Bluetooth 2.1+EDR |
無線LAN | 802.11 b/g/n |
サイズ | 120mm(H)×61mm(W)×12.8mm(D) |
重量 | 131.5g |
冒頭で記載したように、中国市場向け(または新興国)の端末ですので決してスペック自体が高いわけではありません。その一方で、中国ではファーウェイなどが安いながらもAndroid 4.0を搭載して注目を受ける端末を製造していることから、対抗する意味合いでも最新のOSが搭載されたものと思われます。
地域に合わせて適切なスペックを選び、武器は何であるのかを明確に見定めることができるのがソニーの強みといったところでしょうか。
[ソニー公式 英語]
Sony Tablet へのAndroid 4.0アップデートを4月下旬に
ソニーは、同社のAndroidタブレット「Sony Tablet S/P」の両製品にAndroid 4.0アップデートを行うと発表しました。時期は4月下旬とのことです。
詳細なバージョンは「Android 4.0.3」であり、全体的なインターフェイスがAndroid 4.0系統のものに統一されるとのことです。
主な新機能としては、ロック画面からのカメラ起動やパノラマ写真撮影のサポート、画像編集機能の強化などが挙げられています。また、このタイミングでSony Tablet独自の新機能2つを追加するとのことです。
<“Sony Tablet”独自の機能追加>
ソニー製BDレコーダー※1と連携してテレビ番組の視聴が可能
ソニー製のBDレコーダー※1で録画した番組や放送中の番組を“Sony Tablet”上で視聴することが可能になります。家庭内のネットワークに接続することで、テレビのない寝室やキッチン、書斎など、場所を選ばず家中でテレビ番組をハイビジョン(720p)で楽しむことができます。
新しくソニーが提供するアプリケーション「RECOPLA(レコプラ)」※3を、“Sony Tablet”上の「Select App」※4、またはGoogle Playストアから無償でダウンロードすることにより、“Sony Tablet”の画面上でテレビ番組の視聴※5が可能になるほか、複数のソニー製BDレコーダー※6に録画した番組の一括管理、あるいは多彩なカテゴリー分類機能や並び換え機能を用い、見たい番組を瞬時に探し出すことができるようになるなど、“Sony Tablet”の使い勝手が更に向上します。
※1 対応機種 BDZ-AX2700T/AT970T/AT950W/SKP75/AT770T
※2 インターネット接続契約および通信(パケット)料金はお客様の負担になります。
※3 BDレコーダー内のコンテンツを管理・操作するアプリケーション。4月下旬より「Select App」、およびGoogle Playストアで配布を開始します。4月下旬からBDレコーダーに録画した番組の視聴が可能になり、5月下旬のアップデートにて放送中の番組の視聴が可能になる予定です。なお、本機能の使用には、“Sony Tablet”のシステムソフトウェアアップデート(2012年4月下旬予定)、BDレコーダーのソフトウェアアップデート(3月28日予定)、および「RECOPLA」(4月下旬配布開始予定)のインストールが必要です。
・「RECOPLA(レコプラ)」はβ版のため、サポートの提供がありません。
・「RECOPLA」に関する情報はこちらをご覧ください。
・詳しい動作環境は、ソニールームリンクサポートページをご覧ください。
※4 “Sony Tablet”にお勧めのアプリケーションを紹介するサイト。
※5 家庭内のネットワークに接続する必要があります。
※6 BDレコーダーに接続した外付けハードディスクに記録された番組については、管理・操作することは可能ですが、視聴はできません。
「スモールアプリ」機能の追加
任意のアプリケーションを起動中に、ブラウザー、計算機、リモコン機能※7のいずれかを小画面で表示することができるようになります。ソーシャルネットワークサービスで会話をしながらWebブラウザーで検索をしたり、ネットショッピング中に計算機で計算したり、調べ物をしながらテレビのチャンネルを変えるなどの便利な操作が可能です。
※7 リモコン機能は“Sony Tablet” Sシリーズのみに搭載
[ソニー公式]
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