米マイクロソフトは2日(現地時間)、同社のWindowsチームブログにおいて、「Windows XP」「Windows Vista」「Windows 7」の既存ユーザは、39.99ドル(約3,100円)で「Windows 8 Pro」にアップグレードできることを発表しました。この価格は2013年1月31日までの期間限定。
Windows 7 Professionalアップグレード・ダウンロード版が約2万7000円で販売されていることを考慮すると、大幅な値下げになります。このような価格形態は長らく続いていたものであり、OSを主力製品として販売するマイクロソフトにとっては大幅な方針転換となりそうです。
今回、39.99ドルで提供されるのは、同社のウェブサイト「Windows.com」経由でのダウンロード販売によるもので、131の市場で実施される価格とのこと。同ブログによると、15ドルと送料・手数料を加えた額でバックアップDVDを購入するオプションも用意されます。
なお、実店舗でWindows 8 Proアップグレードモデル(DVD版)を購入する場合は、プロモーション期間中に限り、69.99ドル(約5,500円)になります。
アップグレードの方法は、既存のWindowsインストールPC上(XP・Vista・7)でWindows Upgrade Assistantを実行し、ステップ・バイ・ステップでアップグレードする形式になります。
引き継ぎを行うことが出来るデータの種別は、利用しているWindowsの世代によって異なり、Windows 7からの場合は「Windowsの設定」「個人用ファイル」「アプリケーション」、Windows Vistaからの場合は「Windowsの設定」「個人用ファイル」、Windows XPからの場合は「個人用ファイル」のみになります。なお、一切の設定を引き継がない方法も選択可能です。
この引き継ぎ選択を行った後に「Windows 8 Pro」のダウンロードが始まります。完了次第、アップグレードを続行するか選択画面が表示され、その際に「独自メディアを作成する」というオプションを選ぶことも可能です。この際のメディアは、DVDの他にUSBメモリ、またはISOファイルを選択することが出来ます。
失礼ながら、Windowsらしからぬ至れり尽くせりの状況に、Windows 8の “本気っぷり” が伝わってきます。
実施期間に関しての記述を加えました。
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