ソニーは20日、世界初となる積層型CMOSイメージセンサー「Exmor RS」を発表しました。3モデルがラインナップされており、10月から順次出荷予定とのこと。
画素と同じ層に回路を配置している「裏面照射型CMOSセンサー(上画像左)」に対して、今回発表された「積層型COMSセンサー(上画像右)」は画素より1つ下の層に回路を配置。これにより高画素化・小型化が実現できることに加え、ノイズ低減、信号処理速度の向上、低消費電力などが見込まれます。
また、RGBに加えてW(白)画素を加え、独自のデバイス技術と信号処理によって「画質を損ねることなく感度を上げた」とのことです。機能面で特出すべき点としては「HDRムービー」機能を搭載。静止画(写真)だけでなく、動画でもHDRを実現しました。
今回発表されたモデルは以下の通り。
サイズ/有効画素数 | 型名 | 出荷時期(予定) | サンプル価格(税込 |
1/3.06型 有効1313万画素 |
IMX135 | 2013年1月 | 1,500円 |
1/4型 有効808万画素 |
IMX134 | 2013年3月 | 1,000円 |
1/4型 有効808万画素 |
ISX014 カメラ信号処理機能内蔵 |
2012年10月 | 1,200円 |
従来のRGB方式
新開発「RGBWコーディング」方式
左:HDRムービー機能なし 右:HDRムービー機能あり
なお、上記CMOSイメージセンサーに、オートフォーカス機能付レンズユニットを搭載した小型オートフォーカス・イメージングモジュールも同時に発表されています。
IU135F3-Z | IU134F9-Z | IUS014F-Z | |
レンズ構成 | 5群5枚 | 4群4枚 | 4群4枚 |
F値 | F2.2 | F2.4 | F2.4 |
焦点距離(35mm換算) | 28mm | 28mm | 28mm |
[ソニー]
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