ウォール・ストリート・ジャーナル電子版は22日(現地時間)、Spotifyがアジアや南米地域への進出を計画していると報じています。これはSpotify社の年次決算報告書で明らかになったもの。
音楽聴き放題の「Spotify」は非常に人気の高いクラウド音楽配信サービスです。月額4.99ドルの料金を支払うことでEMI、SME、ユニバーサル、ワーナーといったメジャーレベルを含めた音楽が聞き放題になります(フリー版も存在するがそちらはCM入り)。
最上位の「プレミアム」では、最大320kbpsのビットレートで配信されることに加え、音楽ファイルが保存可能になります。そして、それが月額9.99ドル(約790円)というのだから驚くばかりです。
今月1日には、有料会員数が400万人、アクティブユーザーが1,500万人を超えたことをお伝えしましたが、その勢いは止まることを知りません(詳細)。
今回の報道では、アジア地域が拡大の対象に含まれていることが明らかになりました。昨年にはシンガポールと香港に子会社が設立されましたが、未だにサービスは開始されていません。
日本においては今年2月に事前登録が開始されていますので、計画が存在しないという訳ではありません。同様のサービスではソニーの「Music Unlimited」がサービスを開始しており、日本においてもこのようなサービスが提供できるという事例が存在しています。また、サービスの性質はやや異なるものの、アップルの「iTunes Match」が年内に開始予定であることが公式に発表されています。
音楽聴き放題というと日本では夢のように感じてしまうものですが、ぜひ日本でもサービスを開始して欲しいものです。
[WSJ via Android Central]
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