Information Weekは2日(現地時間)、マイクロソフトの独自タブレット「Surface」は「Zune」の二の舞になると述べている、CanalysのアナリストTim Coulling氏のレポートを紹介しています。
Zuneは『iPodキラー』として登場したマイクロソフト製の独自携帯音楽プレーヤー。その結果は皆様ご存じの通りで、iPodはノーダメージと言ってもよいほど。結局、北米地域以外で発売されることはなく、2009年に後継機種「Zune HD」販売した後、2011年に販売を終了しました。
同氏は、市場シェアを大幅に獲得するには値段が高すぎるだろうとしており、直接販売する手法は不適当であると分かるだろうとしています。また、Windows RTのタブレットを製造するメーカーは、マイクロソフトがライセンス料を値下げするまで製造を延期した方が良いと助言しています。
Surfaceを巡る「成功」「失敗」の議論は二分しており、Windowsというプラットフォーム自体を破壊しかねないとする論まで飛び出ている状況です。
例えば、Acerの創業者は「SurfaceはWindows RTの魅力度を高める効果があるので、ベンダーは歓迎すべきだ」とする考えを述べる一方で、AcerのヴァイスプレジデントはSurfaceに懐疑的な考えを示しています。
私の見る範囲ではSurfaceを期待する声が多いように見受けられますが、Windows RTタブレットが他のベンダーから活発にリリースされない状況を生み出してしまうのも考え物です。
まずはSurfaceがどの程度まで売り上げを伸ばすことができるのか、その点が注目されます。最低でもiPadと肩を並べるレベルで売れない限りは厳しい戦いを強いられることは間違いないものと思われます。
余談ですが、上の画像はマイクロソフト公式のものなのですがファイル名が「hero.jpg」でした。キービジュアルのファイル名にheroをよく使うメーカーといえば…。
[Infromation Week via BGR]
[Microsoft公式]
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