ICT総研が全国200地点でのスマートフォンを利用した、LTE通信速度実測調査の結果を公表しました。
それによると、LTE通信を行えた地点が一番多かったのはソフトバンクで180地点。全国200地点における平均通信速度が最も高かったのもソフトバンクだったとのことです。つまり、現時点では速度とエリアが最も優れているのはソフトバンクということになります。
詳細な内訳としては、ソフトバンクの下り平均速度は10.79Mbps、上りは5.40Mbps。いずれもauを1Mbps前後上回る結果となりました。特に名古屋、関西、仙台、福岡のエリアでは2位以下を大きく引き離しており、広島と人口が密集している首都圏でさえも僅かな差でありながらもトップになったとのことです。
NTTドコモ | ソフトバンク | au | |
下り平均 | 7.95Mbps | 10.79Mbps | 9.37Mbps |
上り平均 | 1.66Mbps | 5.40Mbps | 4.57Mbps |
LTE受信地点 | 129ヶ所 | 180ヶ所 | 126ヶ所 |
なお、3社の中で最も結果が悪かったのはNTTドコモでした。この結果に対してICT総研は「Xiの累計契約者数が500万人を突破するなど、利用者数の多いためにトラフィックに余裕がなく、本来持っているスペック(下り75Mbps、上り25Mbps)をユーザーが活用できる状況になっていないものと見られる。」という見解を述べています。
上表において背景色がついているものが各地点での最高値のものです。上記表を見ても分かるように、ほぼソフトバンクに色が付いている結果となりました。全国万遍なく速いのがソフトバンクといっても過言ではありません。
iPhone 5をきっかけに始まったLTE競争ですが、「電波が弱い」「エリアが狭い」と言われ続けてきたソフトバンクが堂々の1位となりました。
[ICT総研]
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