朝日新聞は26日、撮影した後から写真のピントを全体に合わせることや、好きな部分に合わせることが可能なカメラモジュールを東芝が開発したと伝えています。
Light Fieldと呼ばれる技術を採用しており、原理としては主レンズと画像センサーの間に複数のレンズ群を挟む事により、レンズに入ってくる全ての光線の方向や強弱まで記録することで、後からでも特定の場所や全体にフォーカスを合わせることが可能になっています。
このタイプの製品としては、米Lytroが単体のデジタルカメラとして既に発売済みですが、東芝のモジュールは1辺約1cmの正方形で、縦5mm/横7mmサイズの画像センサーを搭載し、内部には直径0.03mmのレンズをなんと約50万個ぎっしり並べた構造となっています。
同社では、スマートフォンやタブレットでの利用を想定しており、2013年の実用化を目指すとしています。
[朝日新聞(リンク先に実例画像あり)]
[Lytro公式サイト]
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