米アップルは23日(現地時間)、2012年10月〜12月期(2013年第1四半期)の決算を発表した。
売上高と純利益
- 売上高は前年同期比18%増の545億1200万ドル(約4兆8290億円)
- 純利益は0.1%増の130億7800万ドル(約1兆1580億円)
売上高は伸びているものの、純利益はほぼ横ばいに留まった。新商品投入による開発を含めた生産コストが膨らんだため純利益は伸び悩んだものとみられる。それに加えて、アップルの最高財務責任者を務めるピーター・オッペンハイマー氏は、「iPad miniは売れているが利益率は他のアップル製品より低い」との旨を明らかにしており、iPad miniが純利益を押し下げた可能性もある。
製品別の販売台数データ
- iPhoneの販売台数は前年同期比29%増の4778万9000台
- iPadの販売台数は48%増の2286万台
- Macは22%減の406万1000台
- iPodは18%減の1267万9000台
iPhoneやiPadの販売台数は成長を続けているが、Macの販売不振が目に付く。アップルの最高経営責任者を務めるティム・クック氏は、Macの新製品の発売が年末だったうえ生産が追いつかなったと発言した。新型iMacの供給が思うように進んでいないとの憶測もあるが、市場関係者はタブレット端末が同社のMacの売上を奪ったのだろうと推測している。
10~12月期の売上高は市場予測(547億ドル)にわずかに届かなかった。これを受け、23日の米国市場の時間外取引でアップル株は一時、終値比で11%以上下落した。
[日本経済新聞]
2013/01/24 15:22 GMT+9
初稿時、タイトルに「2012Q4」との表記がございましたが、正しくは「2013Q1」です。お詫びいたしますと共に訂正させて頂きます。
初稿時、タイトルに「2012Q4」との表記がございましたが、正しくは「2013Q1」です。お詫びいたしますと共に訂正させて頂きます。
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