先日、靴の買い替え時を教えてくれる “スマートシューズ” の特許をアップルが出願しているとお伝えしましたが、今度は “スマートバイク” の特許をアップルが取得したとPatently Appleが伝えています。
この “スマートバイク” 技術の特許はアップルが2009年に申請していたもので、今月29日に公開された米国特許商標庁の資料からアップルが正式にこの特許を取得したことが明らかになりました。
今回アップルが取得したこの特許は、アップルのNike+iPodシステムをサイクリングにも活かす目的で開発されたもので、速度・時間・距離・風速・高度・標高・傾斜角度・心拍数などを集計して、今後のペース配分などに役立てることができるということです。
このシステムはセンサーを埋め込んである自転車とiPhoneを組み合わせて使用するもので、iPhoneで計測値をモニタリングできるそうです。
また、Patently Appleは、この他にも48個の特許をアップルが取得したと伝えました。
Patently Appleによると、アップルが取得したのはiPhoneやMacBookなどのにために開発された技術特許であるということです。
以下、今回アップルが取得した主な特許を紹介したいと思います。
1. iPhone 5に使用されたインセル型タッチパネル液晶技術
この技術は液晶パネルの画素ににタッチパネル機能を組み込む技術で、より薄型で軽量設計の端末が生産可能になります。これまではタッチパネルと液晶パネルを重ねて使用していました。
2. タッチパネル液晶で行うズームアウトなどのGUI
この技術は、サムスンと特許訴訟で争ったことで話題となったピンチズームの特許ではなく、タッチ操作によるスクロールや回転・ズームなどの “グラフィック” に関する特許です。
3. MacBookシリーズに搭載されているヒンジのクラッチ構造技術
この技術は、MacBookなどの電気デバイスを折り畳む際に使われるヒンジ部内のクラッチ構造の技術だそうです。
4. 非接触型プラグの検出技術
この技術は、プラグを接触させることなく、電子端末にプラグを検出させる技術です。この技術により、プラグと電子端末との接触が悪くなって検出しにくくなる故障などが解決されるということです。
5. その他、アップルが取得した特許の一覧
これら取得した特許も含めて、アップルは2013年、どんな製品を生み出していくのでしょうか。
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