米Engadgetは24日、米グーグルが骨伝導オーディオシステムに関する特許を申請していると伝えました。 当該特許に記載されている図面情報などから、同社が開発中の”Project Glass”と呼ばれる眼鏡式ウェアラブルデバイスへ応用されるものと思われます。
骨伝導ヘッドホンは通常のヘッドホンと異なり、頭蓋骨を介して体の内部の聴覚器官に音波を伝えることで音を聴くことを可能にするシステムです。この方式の利点として、音の伝搬に鼓膜や耳小骨といった器官を介さないため、伝音性難聴の障害を持つ人でも手軽に音楽を楽しめるということがあります。
(注釈:http://web116.jp/ced/personal/welfare/ear.html#01 より引用)
ただ、この骨伝導式ヘッドホンにはデメリットもあります。通常、こういった骨伝導式の製品には、音波を頭蓋骨に伝えるための接触パッドがあるのですが、これが装着時にかなり強く押し付けられるため、使用時にかなりの圧迫感を感じます。私も一時期、オーディオボーンアクアという製品を使っていましたが、前述した圧迫感になかなか慣れず、また、1時間もつけていると接触部に痛みを感じるようになったため、今では全く使わなくなってしまいました。
ウェアラブルデバイスとなればユーザーが長時間装着することも想定されるため、使用者が圧迫感を感じるようなものであってはなりません。今回グーグルが申請した特許の図面(左下図)では、そういった部分も見越しているのか、前述したような押し付け式の接触パッドに相当する部分は示されていませんでした。
情報元のSlashgearでは、右下図のバッテリー付近にあるオレンジの突起部分が接触パッドに相当するのではないかと推測としていますが、他のブログ記事ではノーズピースやイヤーフックが接触部になっているのではないかと主張していたりと、様々な憶測が飛び交っています。
いずれにせよ、”Google Glass Explorer Edition”と呼ばれる開発者向けのプロトタイプ端末が間もなく出荷されるため、近日中にさらなる情報が明らかになるものと思われます。
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