日本経済新聞は16日、BCNが発表した2012年の年末商戦動向の情報として、12月度のスマートフォンの販売シェアでNTTドコモが1位の48.8%を獲得したと伝えています。
スマートフォンのメーカー別では米アップルの「iPhone」が32.1%で1位、タブレットではASUSの「Nexus 7」が44.4%でトップになったとのことです。
スマホの販売台数シェア
10月 | 11月 | 12月 | |
NTTドコモ | 29.5% | 31.5% | 48.8% |
au | 34.5% | 34.0% | 29.8% |
ソフトバンク | 35.4% | 34.0% | 20.6% |
ドコモはiPhone 5が発売された直後の2012年10月、同11月にはシェア3位と低迷に苦しみ、5年ぶりに契約数の純減を経験しました。しかし冬モデルが揃った同12月には販売が回復し、シェア48.8%を獲得して首位になりました。
メーカー別スマホの販売台数シェア
10月 | 11月 | 12月 | |
アップル | 56.9% | 52.0% | 32.1% |
シャープ | 10.1% | 11.1% | 19.3% |
ソニー | 5.6% | 11.7% | 11.9% |
アップルは、iPhone 5が発売された直後の10月・11月には過半数を超える圧倒的なシェアを獲得しました。12月にはシャープのAQUOS PHONE ZETAが好評を得て、週販で連続1位を獲得するなどシェアを伸ばしましたが、キャリアや容量を統合した集計ではiPhone 5を脅かすには至りませんでした。
タブレット販売台数シェア
10月 | 11月 | 12月 | |
ASUS | 36.5% | 32.4% | 44.4% |
アップル | 39.6% | 51.8% | 40.1% |
「Nexus 7」と「iPad mini」も発売直後は極度の品薄でしたが、Nexus 7は徐々に供給が追いつき12月にはシェアトップになりました。なお、iPadが他タブレットに首位をを明け渡したのは初めてとのこと。
スマートフォンにおける年末商戦の主役がiPhone 5であったことは、32.1%という一つ頭が飛び抜けたメーカーシェアを見ても間違いないでしょう。一方タブレット市場では、Nexus 7が発売直後からiPad陣営と互角の戦いを繰り広げているのが目につきます。長らく、タブレット端末として盤石のブランドを築いてきたiPadですが、iPadの半額程度で買えるNexus 7の猛追をかわすことはできるのでしょうか。
[日本経済新聞]
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