米調査会社ChangeWave社は北米地域でのデバイスの人気度や満足度などについて分析し、スマートフォンの消費者動向として四半期毎に調査結果を発表しています。今回の「2013年度初頭」についてのレポートによると、依然としてアップルのiPhoneシリーズが根強い人気を保ちつつも、急速にサムスン製端末の人気度が上昇していることを示しています。

調査結果によれば、北米地域の人々の50%が2013年度初頭にアップル製端末(iPhoneシリーズ)を購入する予定とのこと。下記グラフを見れば分かりますが、iPhoneシリーズの購入予定者は年々増えており、毎年新型の発売時期をピークとして緩やかな上昇を続けています。

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ただ、今回の調査で気になる点はiPhone 5発売時点からの数値の落差です。これまでも新型iPhoneの発売時期が最も高く、その後緩やかに下降線を辿りつつ再び新型発売でヒートアップするという流れでしたが、2012年9月から2012年12月での購入予定者の減少量はこれまででも最大に近いマイナス21ポイントにもなっています。

購入予定者の減少の理由はいくつか予想されますが、iPhone 4から4Sへの流れでは消費者の期待感が高く、購入予定者が大きく減らなかったことや、その後もiPhone 4Sの売れ行きが好調であったこと、さらに、iPhone 5に標準搭載されたiOS 6での地図アプリの不評なども購入を控えさせる要因となったのかもしれません。またハードウェアベースでみても、通常の利用シーンにおいてiPhone 4Sの性能で消費者が十分に満足するレベルに達してしまったという見方もあります。

とはいえ、それでもiPhoneシリーズは50%という高い購入予定者数をキープしているのも事実で、常にモバイル関連の話題の中心となるアップルの存在感は強く感じられます。今後iPhoneシリーズの人気が急速に落ちていくのか、それとも高い支持率を維持したまま次期端末へ繋げていくのかが注目されます。

一方、まだまだアップルへの期待感には届かないものの、ここ1~2年で急速に購入予定者を伸ばしているスマートフォンメーカーもあります。それがサムスンです。

サムスンは2010年に発売したGalaxy Sが人気を博し、以降シリーズを重ねるごとに徐々にその知名度と購入予定者の数を伸ばしています。特に2012年9月から2012年12月にかけては新端末の発売が無かったにも関わらず、購入予定者数が13%から21%へと伸びているのが印象的です。

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また、調査では「Galaxy Note 2」などの大画面端末の購入予定者の伸びが良いことも指摘しており、消費者の動向が大画面端末へとシフトしてきていることをうかがわせます。

先日まで行われていたCES 2013などでも、続々と5インチクラスの画面を持つスマートフォンが発表されるなど、スマートフォンの大画面化は1つのブームを通り越して、ハイエンド端末の主流になりつつあるようにも思われます。このように画面の大きなスマートフォンや、7インチクラスで通話が可能なタブレット端末などを総称して「ファブレット(Phablet)」などと呼ぶことも多くなりましたが、そういったファブレット人気がサムスン製端末の人気を後押ししているのかもしれません。

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[TechCrunch]