日本経済新聞は30日、ソフトバンクの2012年4~12月期の業績は連結営業利益が前年比10%以上増の5900億円程度になる見通しであると報じています。米アップルのスマートフォン「iPhone 5」の人気が増益につながったとのこと。
同紙によると2012年4~12月期の売上高は前年同期比4%増の2兆5000億円の見通しで、12月末時点の携帯電話の総契約数は3132万件で前年同月の13%増しとなり、2012年の契約純増数は3キャリアでトップとのことです。今期は販売促進費を抑え、さらにLTEサービスの導入と同時に定額データ料金を値上げしたことも利益の増加に寄与したとのことしています。
ソフトバンクはiPhone 5のテザリング対応でauに出遅れたことや、ソフトバンクのiPhone 5はバッテリーが持たないと他キャリアの社長から批判も受けましたが、蓋を開ければ大手3キャリアで最も好調な業績発表となりました。
iPhoneの好調な販売に乗って成長を続けてきたソフトバンクですが、そのiPhoneはAndroid陣営に比較すると成長に陰りが出てきたのも事実です。しかしソフトバンクは国内ではウィルコムを買収し、イーモバイルの大株主となり、海外ではアメリカ第3位の携帯キャリア「スプリント」の買収を計画してiPhoneに頼らない成長を目指しているようです。時代の風雲児、孫社長の次の一手に注目が集まります。
[日本経済新聞]
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