調査会社Counterpoitが発表したデータによると、アップルは2012年に初めて日本でトップシェアの携帯電話メーカーになったとのことです。また2012年Q4(10月~12月)には国内メーカーと海外メーカーの携帯電話の販売比率が等しくなったとも伝えています。
調査によると、アップルは日本の携帯電話市場において2012年通年で16%のシェアを獲得しました。これまで6年連続で国内シェアトップだったシャープと富士通は共に14%のシェアを獲得しています。アップルが通年でシェアトップを獲得したのは今回が初。
Counterpoitのディレクターを務めるPeter Richardson氏によると、日本は海外メーカーにとって ”ガラパゴス諸島” ではなくなったと説明しています。同氏は「日本は今まで独自に進化した携帯電話が大きなシェアを占めていてモトローラもノキアも日本市場に根付くことができなかったが、世界的なスマートフォンの流行が日本市場を大きく変えた」としています。
これまで国内メーカーの端末は「iモード」や「ezweb」などキャリア独自のサービスにより、いわば ”鎖国状態” で保護されてきました。しかしスマートフォン全盛の今日、国内端末は海外端末とシェアを争わなければなりません。世界市場を勝ち抜いてきたサムスンやアップルのスマートフォンに国内メーカーのスマートフォンがどこまで対抗できるのか注目されます。
[Counterpoint via The Next Web]
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