朝日新聞デジタルは20日、NTTドコモがLTEサービス「Xi」の下りの速度を5倍まで高速化する計画を、2015年に前倒しすると報じています。LTEサービスの展開で遅れを取るドコモが他社に先駆けて新技術「LTE-Advanced」を導入する予定です。
Xiの高速化には複数の周波数をまとめて利用する「LTE-Advanced」技術を用い、下り最大速度を現在の37.5Mbpsから187.5Mbpsまで高速化する予定とのこと。この技術は2016年度の導入を目指していましたが、導入が前倒しされた形となりました。
ドコモは19日に、今年3月より700MHz・800MHz・1500MHz・1700MHz・2100MHzの5バンドに対応した基地局アンテナを導入する事を発表しており、LTE-Advanced技術にXiの高速化を託しているようです。参考までに、下記にドコモによるXiの高速化計画についてまとめました。
2010年12月 | 2.1GHz帯の5MHz幅×2を利用し下り最大37.5Mbpsでサービス開始 (一部地域で10MHz幅×2を利用し75Mbps) |
2012年11月 | 新800MHz帯の5MHz幅×2と1.5GHz帯の15MHz幅×2を利用し、 下り最大112.5Mbpsを実現(東名阪を除く) |
2013年 | VoLTEのサービス開始予定 |
2014年1月
2014年中 |
1.7GHz帯の20MHz幅×2をFOMAからXiに割り当て、 下り最大150Mbpsを実現予定(東名阪地域のみ) 東名阪地域での1.5GHz帯利用開始予定 |
2015年1月 2015年中 |
700MHz帯の10MHz幅×2を利用開始予定 LTE-Advanced開始、下り最大187.5Mbpsを実現 |
[朝日新聞デジタル]
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