NTTドコモの永田清人取締役執行役員は27日、MWC 2013の記者会見において、同社がサムスンと共同開発しているOS「Tizen」を搭載したスマートフォンを年内にも発売すると発表しました。
25日にはTizen搭載スマートフォンが2013年度内に発売されると報じられましたが、それが公式に早まった格好です(2013年度:2014年3月31日まで)。
Tizenはサムスンやインテルが中心となり、NTTドコモ、韓国KT、パナソニック、NEC、ファーウェイなどが共同で開発を進めているスマートフォン向けOSの名称で、ウェブドキュメントを記述する言語「HTML5」でインターフェイスやアプリケーションが構成されているのが特徴です。
同代表は「Tizenは(Firefox OSに比べても)HTML5のパフォーマンスにおいて最も優れている」と語り、またTizen搭載スマホは中級価格帯に投入するとの考えを明らかにしました。
ドコモが取り扱う予定のTizen搭載端末をどのメーカーが製造するのかが気になりますが、サムスンは早ければ今年7月にもTizen搭載スマートフォンをリリースすると語っており、その端末がドコモ向けに提供される可能性もあります。
一方、KDDIも同じHTML5を採用したスマートフォン向けOS「Firefox OS」を搭載した端末を2013年度内に発売すると発表しており、iOS、Android OSに続く第三極のOSでも、ドコモとKDDIの競争が始まりそうです。
[日本経済新聞]
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