Android Authorityは15日(現地時間)、オーストラリアのアプリ開発者Dan Nolan氏の情報として、Androidユーザーが「Google Playストア」でアプリを買うと、メールアドレスや住所、さらには本名までが開発者に伝わってしまうと伝えています。
Nolan氏は「NolPaul Keating Insult Generator」というアプリをiOS向けに開発し、とても人気が出たのでAndroid向けにも開発しようと思い立ったそうです。その後、同氏はGoogle Playの開発者への支払情報を見た時に、顧客の個人情報が開発者に流出している事を発見したとのことです。
この問題はマルウェアでもGoogle Playのバグでもなく、グーグルが明らかに意図して設計した仕様であるとのこと。しかしグーグルのプライバシーポリシーには顧客の個人情報が開発者に共有されるとは明記されておらず、この仕様は非常に問題があるとみられています。
同氏は付け加えて、この顧客情報はアプリに対して悪いレビューをした顧客への嫌がらせにも使えるだろうと語っています。
今回の問題はグーグルが意図して顧客の個人情報が開発者に共有されるように設計されていたとのことで、その問題の根は深そうです。グーグルの個人情報の重要性に関する考え方が今後改善されることを望みます。
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