ONKYOは26日、Androidタブレット「SlatePad」6機種を発表しました。3月8日より順次発売されます。
「SlatePad」は、7インチサイズ2機種、8インチサイズ1機種、9.7インチ2機種、10.1インチ1機種の計6種類の構成になります。
7インチシリーズ
左は「TA07C-A41X1」、右は「TA07C-C41R1」
低価格を優先させた「TA07C-A41X1」は、800×480ドット表示の7インチ液晶、Cortex-A8世代の1.2GHzシングルコアCPU、512MBのRAMを搭載し、OSはAndroid4.0。スペックが低めながらも、7インチタブレットで競合するNexus 7(340g)よりも軽い260gという軽さ、薄さ8.4mmを実現しています。価格は直販で9480円から。
一方、性能を重視した「TA07C-C41R1」は、上下・左右 170度の広視野角の1024×800ドット表示の7インチ液晶、Cortex-A9世代の1.6GHzデュアルコアCPU、1GBのRAMを搭載します。OSはAndroid4.1を採用。重さは約355g、厚さは11.8mmと7インチタブレットで競合するNexus 7より劣ってしまうものの、直販にて1万3800円からの安さを実現しました。
8インチシリーズ
8インチタブレットの「TA08C-A41R1」は、768×1024ドット表示の液晶を搭載。実は国内メーカー初の「縦型3:4」を実現したモデルで、電子書籍に最適化されています。Cortex-A9 世代の1.6GHzデュアルコアCPU、RAM1GBを搭載し、Android4.1を採用。直販にて1万5800円から。
現在おもに流通しているタブレットは、10インチと7インチに二分されているような状況ですが、この8インチタブレット「TA08C-A41R1」は、『4:3のタブレットが欲しいけど10インチの大きさのタブレットはいらない』といったニーズに応えてくれるものと思われます。
9.4インチシリーズ
左が「TA09C-A41R3」、右が「TA09C-B41R3」
「TA09C-A41R3」は、1024×768ドット表示対応の液晶、Cortex-A9世代の1.6GHzデュアルコアCPU、RAMを1GB搭載。OSはAndroid4.1。液晶は上下・左右 170度の広視野角となっています。価格は直販にて2万4800円からとなっています。
上位商品の「TA09C-B41R3」は、9.7インチで2048×1536ドット表示というアップルのRetinaディスプレイと同解像度(264ppi)の液晶を搭載し、「TA09C-B41R3」と同様の高視野角を実現しています。その他のスペックは「TA09C-B41R3」と同様にCortex-A9世代1.6GHzデュアルコアCPU、RAMを1GB搭載します。Android4.1採用。価格は直販にて2万7800円から。
10.1インチシリーズ
10.1インチシリーズでは唯一の「TA2C-A41R3」は、1280×800ドット表示の液晶、Cortex-A9 世代1.6GHzデュアルコアCPU、RAMを1GB搭載。OSはAndroid4.1。主に業務用利用を想定されたモデルです。価格は2万4800円から。
全機種ともGoogle Playに非対応
残念ながら、全機種ともGoogle Playには非対応である点に注意が必要です。Androidアプリに関しては独自のアプリストア「Tapnow Market」が用意されていますが、インストールできるアプリはどうしても限られてしまいます。
オンキョーデジタルデジタルソリューションズの菅社長によると「現在ではタブレットは個人需要がメインだが、法人向けの需要も急増しているので、細かいニーズに応えられるように今回のラインナップを揃えた」とのことで、今回発表された「SlatePad」は個人向けというよりかは法人向けと言ったほうが良いかもしれません。
しかし、Google Play非対応ながらも、それぞれ競合するサイズのタブレットより安価という点や、中華タブレットではなく “日本メーカーの” タブレットという点を踏まえると、サポートなどの点で非常にお買い得なタブレットなのでしょうか。
コメント
コメントを投稿した際には、コメント機能利用規約(ガイドライン)に同意したものとみなされます
主要ニュースサイトなどの「許可サイト」以外のURLを含む投稿はコメントが保留されます