ソーシャルエージェントは14日、世界最大規模のデジタルマガジン流通サービス「PixelMags」を日本国内で開始しました。
Credit:ソーシャルエージェント
PixelMagsは、出版社が保有しているPDFファイルを電子化し、各プラットフォームへの配信を一括で行うことが出来るサービスで、欧米を中心に16,000タイトルの流通実績があります。
デジタルマガジンといえば、アップルが2011年から提供しているデジタルマガジン購読サービス「Newsstand」が存在していますが、国内出版社からの配信が進んでいるとはいえない状況です。
その背景には、Newsstandを通じて配信する際にアップルが提供する決済手段を利用することが必須で、売上の一部をアップルに納める必要があり、出版社側が踏みとどまっている状況があるようです。
また、プラットフォーム毎に最適化したデータを作成する必要があり、非常に手間がかかっているのも普及が進まない原因になっています。
今回日本に上陸したPixelMagsはそれらの諸問題に対応する手段が提供されており、国内のデジタルマガジン配信の普及が進む可能性があります。出版の手間がかからない反面、無料のサービスではないので配信のコストが増加して値段に反映される懸念もありますが、デジタルマガジン市場拡大の起爆剤になるか注目されます。
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