Techweekによると、ロシアの検索エンジン「Yandex(ヤンデックス)」がマイクロソフトのBingを抜いて世界シェア4位になったとのことです。
Yandexは1997年に創設されたロシア最大の検索エンジン・ポータルサイトで、2008年にはシリコン・バレーにも子会社を設立しています。記事によると、最新の検索エンジンの世界シェアはGoogleが62%、Baidu(バイドゥ)が8.2%、Yahooが4.9%、Yandexが2.8%、Bingが2.5%という結果とのことです。
(注釈:US-RUSSIA.ORGより引用)
ロシアのインターネット普及率は2012年時点で50%とまだまだ低い水準にありますが、年々安定して増加する傾向にあります。Yandexはこの普及率増加とともに急成長を続けており、ロシア国内において62%のシェアを有しています(Googleのシェアは26%)。
(Forbesウェブサイトより引用)
また、ロシア市場は人口減少に伴って、今後縮小してゆくという見方もありますが、近年では上図のように減少に歯止めがかかっていることから、今後も安定的にインターネットの普及率が伸びてくれば、Yandexのシェア拡大に寄与してくる可能性が大いにあります。
長らくグーグル・ヤフーの二大巨頭が覇権を握っていた検索エンジン市場ですが、近年は中国のBaidu(バイドゥ)やこのYandexなどの新興勢力が存在感を増してきています。グーグルが1998年に初めてウェブサイトを設立してから今年で15年ですが、これから15年後の検索エンジン市場は果たしてどのように変化しているのでしょうか。
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