THE VERGEは20日(日本時間)、かつて米アップルがiOS端末においてAdobe Flashを対応させないことを批難をしていたアドビ社のケビン・リンチCTO(最高技術責任者)が、アップルへ移籍すると伝えています。アップルでのポストは技術担当副社長。
同氏はかつて、HTML5の登場を受けてアップルが自社デバイスにおけるFlashサポートを打ち切ると発表した際、「いつかはHTMLがFlashに取って代わるとしても、遠い将来のことだ」として、自社製品の優位性を強くアピールしていた人物です。
直近では「Adobe Creative Cloud」の開発に尽力しており、同社におけるクラウド技術の第一人者として高い評価を受けていた中での突然の移籍とあって、米IT業界に与えた衝撃は大きいようです。
今回のアップル入りの経緯に関してアップル及びリンチ氏個人からコメントは出されていませんが、いずれにしても同社の強力な人材獲得力を象徴する出来事と言えそうです。
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