Apple Insiderは7日(現地時間)、ロイターが伝えた情報筋の話として、アップルが設計したチップの製造について、アップルとインテルと交渉を続けていると伝えています。ただし、現時点では契約に達してはいないとのことです。
今回伝えられているチップは、iOSデバイス向けのARMアーキテクチャを採用したSoCであるとみられており、将来の「Aシリーズ」プロセッサはインテルが製造する可能性が出てきました。ちなみに、このような話が持ち上がるのは1度目ではなく、昨年には二度ほど報じられています。
インテルは、現時点でパソコン向けのプロセッサーを主に製造していますが、スマートフォンやタブレット向けの市場で非常に苦戦しています。
一方のアップルは、各国でサムスンと繰り広げる訴訟合戦で同社と距離を取りはじめていますが、アップルが要求する膨大な量のSoCを製造できるメーカーはサムスン以外にあり得ないといった状況です。このような状況をかんがみると、インテルとアップルの思惑が一致しているのではないかと思われます。
仮にインテルがアップルのAシリーズを製造するとなると、半導体業界としてもビッグニュース。Intel Macで堅く手を握り合った両社の絆はまたしても深まるのでしょうか。
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