日経ビジネスによると、NTTドコモは今年6月にも、KDDIの「auスマートパス」に対抗して、自社スマートフォン向けにニュースや天気予報、交通情報などのさまざまなコンテンツを一定の月額料金で使い放題にするサービスを開始することがわかりました。
今回、ドコモが提供するのは、Androidスマートフォンにダウンロードする「ネイティブアプリ」と異なり、HTML5を利用する「ウェブアプリ」形式が採られます。予定されている名称は『スゴ得コンテンツ(仮称)』。ラインナップとしては、現在ドコモがスマートフォン向けに配信しているコンテンツが予定されているとのことです。
日経ビジネスが入手した資料によると、契約数の目標は初年度で500万契約。これはKDDIの「auスマートパス」と同等の契約者数になります。
今回のサービスはHTML5を利用するウェブアプリになることから、年内にも発売するとみられるTizen OS搭載スマートフォンとのコンテンツ共用も視野に入れているとみられています。しかしその一方で、Facebookはパフォーマンス低下の問題を理由に、スマホ向け公式アプリをHTML5からネイティブアプリに構築し直した経緯があります。ザッカ―バーグ氏は「HTML5は最大の戦略ミス」ともコメントするほどです。
Tizen OSを含めて、HTML5コンテンツがどの程度のパフォーマンスを発揮できるのか。そして、規格としての先行きも含めて注目が集まります。
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