日本経済新聞は1日、スペイン・バルセロナで開催中のMWC 2013において、富士通・東大のグループが眼鏡型デバイス「Laser Head Set」を発表したと伝えています。
眼鏡型デバイスと言えば米グーグル社の「Google Glass」が最近何かと話題にのぼりますが、このLaser Head SetがGoogle Glassと大きく異なる点として、網膜に直接映像を投影する方式を採用しているという事があります。レーザーを目に当てるというと危険なイメージがありますが、実際に照射されるレーザーは出力の低いものであるため目の健康にただちに影響が出る心配はないとのことです。
さらにもうひとつ、ブリリアントサービス社からは、ヘッドマウントディスプレー「Viking」のプロトタイプモデルが発表されています。
こちらの製品では、現実の風景に重なる形で映像をオーバーレイ表示させることが可能であり、また、搭載されているセンサーにより、指と小指を立てるジェスチャーで通話を行うなどのジェスチャー操作も可能であるとしています。
展示されているデモ機を見た限りでは、間もなくβ版製品がリリースされるGoogle Glassに比べて、どちらもだいぶ出遅れている印象が否めませんが、いずれも数年以内の実用化を目指しているとのことで、今後開発を加速してゆくとしています。来たるウェアラブル・デバイス時代における日本代表として、ぜひともがんばってほしいものです。
[日本経済新聞]
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