Neowinは15日(日本時間)、グーグルがマイクロソフトに対してCalDAVプロトコルを用いたGoogleカレンダーとの同期を正式に許可したと伝えています。これにより、Windows Phoneの標準カレンダーとGoogleカレンダーの同期機能が引き続き利用可能になります。
「CalDAV(カルダブ) 」は、ウェブ上でカレンダー情報にアクセスし、異なるプラットフォーム間でスケジュールの共有・管理を行うために使用されるインターネット標準プロトコルです。
グーグルは昨年12月に、同社が「ActiveSync」というプロトコルで提供していたGoogleカレンダーの同期サポートを7月に終了、以降はこのCalDAVによるサポートへ切り替えると発表。これに伴い、マイクロソフトは従来対応していなかったCalDAVにWindows Phoneを対応させるべく、開発を進めていました。
しかし、先日グーグルが発表した「Google Reader」を含む8つのサービス終了通知の中に、一部のデベロッパを除いてこのCalDAV APIの提供を終了するとの内容も含まれていたことから、次期Windows Phoneにおけるカレンダー同期機能の成り行きが注目されていました。
ActiveSyncからCalDAVへの一方的な切り替え、挙句にそのCalDAVのサポートさえも制限を設けるといった一連の動き巡っては、グーグルに対して「身勝手だ」との批判も多く挙がっていますが、いずれにしてもWindows Phoneユーザーにとって今回の結果は一安心ということろでしょうか。
[Neowin]
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