グーグルは21日、同社が提供するオンライン地図サービス「Googleマップ」において、斜め45度からの航空写真表示に対応したと発表しました。
Credit:グーグル
同機能は、PC版Googleマップの航空写真を拡大すると自動的に適用され、従来の航空写真に比べると、ビルの高さがはっきりと把握でき「町並み」を間近に感じる事ができます。なお、斜め45度からの航空写真表示は東京都、川崎市、千葉市、仙台市の 4 都市が現在対応しており、今後拡大していくものと思われます。
同機能をグーグルが導入した背景には、アップルがiOS向けに展開しているマップアプリへの対抗が考えられます。
アップルのマップアプリは公開当初から評判があまり良くはありませんが、航空写真を立体的に表示するFlyOver機能にも対応しており、先日アップデートされたiOS 6.1.3では日本地域において地図情報の改善も行われました。アップルがFlyOver機能を日本地域に導入するのも時間の問題とみられており、今回のGoogleマップの新機能はこの流れをけん制する者であると思われます。
今回の機能はPC版のみでスマートフォンアプリにはまだ対応していませんが、機能面が安定した際にはスマートフォン版も公開される可能性が高く、両社のマップアプリにおける戦いの行方に注目が集まります。
[グーグル]
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