マイクロソフトは同社のWebブラウザー「Internet Explorer 10」のWindows 8/RT版について、ほぼすべてのサイトでFlashが利用できるように変更すると発表しました。
Windows 8 デスクトップ版は従来からFlashの再生に全面対応していましたが、それに対してWindows 8 Modern UI版およびWindows RT版は、互換性を確保するために「互換性のあるサイトのリスト」に掲載されているサイトのみでしかFlashを利用できませんでした。
しかし、13日からWindows Updateにより配布されるアップデートを適用することで、「互換性のないサイトのリスト」に掲載されていなければ原則としてFlashが利用できるようになります。
OS | デスクトップ版 | Modern UI版 |
Windows 8 版 | 有効 | 互換リストに載っていない限り有効 |
Windows RT版 | 互換リストに載っていない限り有効 | 互換リストに載っていない限り有効 |
Windows 8 Modern UI版およびWindows RT版のIE10は、基本的にすべてのプラグインが無効になっているため、ActiveXコントロールを使用するコンテンツは利用できないという仕様が採用されています。このような変更に踏み切った理由として、マイクロソフトは、「ほとんどのFlashコンテンツが十分な互換性があることを確認できたから」としています。未だに互換性のないFlashコンテンツは4%以下であり、そのほとんどはFlashに加えActiveXコントロールを必要とするサイトだとしています。
Flashは例外的に搭載を認められていますが、タッチ操作・パフォーマンス・セキュリティー・信頼性・バッテリー寿命を最適化したFlashがブラウザと統合されているとしており、単なるプラグインの提供とは異なっています。
[IE Blog via Internet Watch]
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