日経産業新聞は、IHIがこれまで医療現場向けに販売していた空気清浄機を、民間向けに転用・発売することを決めたと伝えています。
今回発売される同社の空気清浄機「オゾンエアクリア eZ-100」は、集塵フィルターとしてHEPAを採用しており、中国の大気汚染の原因である粒径2.5μm(マイクロメートル、1ミリの1000分の1)以下の微小粒子状物質「PM 2.5」を99.5%以上除去する性能を確認したとのことです。
また、同機種ではオゾンによりウイルス・細菌を除去することで感染拡大を防止することも可能であり、これまでに医療・福祉施設に対して販売実績があるとのことです。
IHIによると、まずは公共施設や老人ホーム、幼稚園・保育園などに対して販売してゆき、今夏には中国・東南アジアなど海外にも展開してゆくとのことです。なお、本製品の詳細なスペックは以下の通りになります。
オゾン発生量(1時間あたり) | 通常時:15mg/h くん蒸時:600mg/h |
電源 | AC100V(50/60Hz) |
消費電力 | 60W |
外形寸法 | W500×D183×H650mm |
質量 | 17kg |
おまけ
前述したように、オゾンは濃度が高くなると人体に有害になってくる気体です。この空気清浄機から発生するオゾン濃度について、簡単にシミュレーションをしてみました。
[IHI via 日経産業新聞]
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