AppleInsiderは、ビジネス向けクラウドサービス企業「Egnyte」による発表内容として、企業向けモバイル市場において、iOSがAndroidのシェアを侵食し始めている可能性があると伝えています。
上のグラフは、過去1年半の間にEgnyte社のサービスにアクセスしたモバイルOSの比率を表したものです。グラフを見ると、昨年まではAndroidが全体の30%を維持していたものの、今年に入ってそのシェアが減少傾向にあるとのことです。
記事によると、このデータは米国からのアクセスが8割・ヨーロッパが2割を占めており、世界市場全体の動向を包括的に捉えたものではないものの、同社の10万以上の顧客からのアクセスデータを基にしていることもあり、市場の勢力傾向を見ることはできるとしています。
記事では、上記のデータとは別にセキュリティ企業「Good Technology」の調査結果についても触れており、2012年第4四半期に企業向けにアクティベートされた端末のOSシェアに関する調査で、Androidはそれまでの29%から22.7%とシェアを大きく落としており、前記のグラフと同様の傾向が見られるとしています。
コンシューマー向けモバイル製品では年を追うごとにAndroidが存在感を増し続けてきていますが、企業向け市場においては依然としてiOSがシェアの大半を占めています。今後、Firefox OSやTizen端末の登場により、この業界地図はどのような変化を見せてゆくのでしょうか。
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