米国特許商標庁は28日(現地時間) 、米アップルが側面に繋ぎ目のない透明なスマートフォンと、それに用いられる曲面ディスプレイに関する特許を申請したと公表しました。
この特許は「Electronic device with wrap around display」という表題で提出されました。
同特許によると、これまでのスマートフォンやタブレットは平面的な構造だったので側面をディスプレイとして使用できませんでしたが、透明なボディ素材と曲面ディスプレイを利用することにより、前面に加えて側面もディスプレイとして利用できると説明しています。
さらに、本体側面に音量ボタンやホールドボタンを表示することにより、物理的なボタンを搭載しなくても従来の音量ボタンやホールドボタンと同等の操作が可能になるとのことです。
この透明なスマートフォンの素材にはガラスかそれに近い透明な素材が想定されており、透明な素材を用いることにより操作性の良さに加えて、外観的な美しさも両立させることが可能だと説明しています。また、特定の部分に金属部品を用いて本体の強度を上げることもアイデアとして挙げられています。
同特許ではフロントカメラを用いた顔認識機能を搭載することも想定されており、さらに驚くべきことに、複数のディスプレイを重ねて3D表示も実現可能だと説明しています。
曲面ディスプレイを採用したスマートフォンといえば、今年1月にサムスンが曲面有機ELディスプレイ「Youm」を搭載したスマートフォンのプロトタイプを展示した経緯があります(リンク)。サムスンに続き、アップルも曲面ディスプレイを搭載したスマートフォンの開発に乗り出すのでしょうか。
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