DigiTimesは13日(現地時間)、業界筋の情報として、アップルの次期スマートフォン・タブレット端末用プロセッサ「A7」の製造を台湾TSMCへ委託するだろうと伝えています。
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アップルはこれまで自社製プロセッサ「Aシリーズ」の製造をサムスンに委託してきましたが、今回の情報が正しければ、アップルは次期Aシリーズの製造委託先をサムスンではなく台湾TSMCへ切り替えることになります。
情報によると、A7のプロセスルールは20nmで製造されるとのこと。同チップの開発は今年3月に始まり、先行生産の段階に移行するのが5月~6月、商品として出荷されるのが2014年のQ1(1月~3月)とのことです。
TSMCは台湾サイエンスパークにある「14-fab」の生産性を向上させるために、同工場へ合計約168.7億ドル(約1兆6214億円)の投資をおこない、この工場は将来的にA7を製造するための専用の工場になるそうです。
先行生産が5月~6月に行われるということは、A7は次期iPhone(通称:iPhone5S)へ搭載もあり得るかもしれません。ただし、記事中では「リスクプロダクション」と言及されているだけに、そのような生産スケジュールで製造されるものをメイン商品のiPhoneに搭載するとは考えにくく、新たなiPhone製品(例えばファブレット型のiPhone Plus)や、第6世代iPadといった製品に搭載する可能性があります。
アップルはこれまでのiPhoneでもモデル名に「S」がつくバージョンで内部プロセッサの刷新を行なってきており、「A7」が搭載されるとの見方が強いだけに、TSMCの “賭け” で生まれるプロセッサをiPhone5Sに採用するか否かの判断に注目が集まります。
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