ナナオは1日、5点マルチタッチ対応の23インチ液晶ディスプレイ「FlexScan T2381W」を発表しました。ベゼル部に段差がない「フルフラットデザイン」を採用するなど、指先やタッチペンでの使用に最適化されたディスプレイになっています。
FlexScan T2381Wは、IPSパネルを採用した5点マルチタッチ対応の23型フルHD(1920×1080)液晶ディスプレイです。フルフラットデザインを採用することにより、指先でも画面の隅までしっかりタッチできるのが特徴です。
タッチ方式は、ほとんどのスマートフォンやタブレットに搭載されている「投影型静電容量方式」を採用しています。これにより、画面に軽く触れるだけで反応するため、フリックやドラッグ操作が快適になっています。マルチタッチにも対応しているため、タッチによる拡大や縮小、回転などの操作も可能です。なお、タッチドライバはWindows 8 / 7 / XPに対応していますが、XPではマルチタッチ操作は不可能とのこと。
ディスプレイは傷がつきにくい硬度5Hのガラス構造なので、他の一般的なタッチ方式のディスプレイに比べて、劣化や物理的な故障が起こりにくいのが特徴。また、ディスプレイはチルト角を無段階に調節可能なので、一般的なディスプレイと同様のスタイルで使えるほか、置いて使うタブレットに近いスタイルでの使用も可能です。
一般的なディスプレイ機能の特徴としては、オーバードライブ回路を搭載することで残像感を大幅に低減し、動きの速いシーンにおいて明るく、くっきりとした映像を再現できます。
また、紙に似た風合いに調整できる「Paperモード」を搭載しており、コントラスト比・色温度設定を自動的設定し、目の疲れにくい柔らかな表示が可能です。その他、ちらつきの抑制機能やノングレアの採用で、より目に優しいディスプレイとなっています。
主な仕様は以下の通りです。
液晶パネル | IPS(ノングレア) |
バックライト | LED |
最大解像度 | 1920×1080 |
最大表示色 | 約1677万色 |
輝度 | 260 cd/㎡ |
コントラスト比 | 1000:1 |
視野角 | 左右、上下共に178° |
表示画面サイズ | 509.184×286.416 mm |
応答速度 | 6 ms |
入力端子 | DVI-D 24ピン×1(HDCP対応) Displayport×1(HDCP対応) D-Sub 15ピン(ミニ)×1 ステレオミニジャック×1 |
出力端子 | ヘッドホン端子×1 |
スピーカー | 1.0 W + 1.0 W |
消費電力 | 最大 56W |
外形寸法 | 143.9~360.7(W)×556.7(H)×89~401.3(T) mm |
重さ | 約6.6 kg |
発売は4月2日で、価格はオープン。直販価格は9万4800円です。オプションとして、専用のタッチペンが標準価格2604円で同時に発売されます。
フルフラットデザインやチルト角調整機能が優れていることから、実用上とても使いやすいデスクトップ向けタッチディスプレイといえそうです。少々値は張りますが、自宅で満足のいくタッチ操作でパソコンを利用したい人にとっては選択肢の一つになるのではないでしょうか。
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