パナソニックは、28日に開催した中期事業計画記者会見において、プラズマテレビの事業計画について触れ、撤退について「今は考えていないが、可能性はゼロではない」と発表しています。
この会見の内容については、ジャーナリストの本田雅一氏がTwitter上で以下のようにレポートしています。
つまり、今報道されているプラズマと携帯電話事業の撤退という話は、今は考えていない。これから中期計画の中で事業改善して、その結果、どうしても黒字転換ができない場合の判断
— 本田雅一さん (@rokuzouhonda) 2013年3月28日
(PDPの撤退はないのか)未来営業続く事業はない。どこまでがんばれるかの話。撤退の可能性はゼロかと言えば何ごともゼロ。しかし、この中期の最後にはパネルを含めた全テレビ関連事業で赤字の垂れ流しはしない。これはコミットする。
— 本田雅一さん (@rokuzouhonda) 2013年3月28日
赤字事業の止血は2014年末までに完遂。構造改革はすぐに進める。営業利益5%は2015年に達成で
— 本田雅一さん (@rokuzouhonda) 2013年3月28日
今回の中期計画は、かなり丁寧に短期計画に近い具体的な事業計画をそれぞれに突き詰めて作ったもの。その上でデキルと思って発表しているので自信がある
— 本田雅一さん (@rokuzouhonda) 2013年3月28日
同社のプラズマテレビ事業を巡っては、先日、日本経済新聞が「2014年度を目処に撤退」と伝えていましたが、今回の会見ではこの事について明確に否定しています。
今後も事業を継続しようとする気概には感心しますが、具体的にどのようにしてテレビ事業を黒字化してゆくのか、どのように収益を上げていくのかといった点に疑問が残ります。
5000億円という巨額を投じただけに簡単に引き下がれない事情もあるのでしょうが、今回こそは絵にかいた餅ではない、具体的な結果が出てくるよう祈るばかりです。
(注釈:東京新聞記事より引用)
[ITmedia]
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[参考:本田雅一 (@rokuzouhonda)さんのパナソニック中期事業計画記者会見レポート]
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