ここ最近、「iWatch」の話題が頻繁に出ていますが、「ワンス・アゲイン」などの腕時計で有名なスウォッチグループのニックCEOはスイスで毎年開かれる定例記者会見において、噂されている米アップルのiWatchについて語り、「iPhoneにとって代わるようなスマートデバイスにはなり得ない」と、新たなスマートデバイスとして期待されているiWatchの可能性をきっぱりと否定しました。
スウォッチグループのニックCEO
ニックCEOは、「時計とスマートフォンが取って代わる際にネックになるのはそのディスプレイサイズの違いだろう。iPhoneのようなものを手首に巻き付けておくようなことはできない」とし、「個人的にiWatchが次の革命になるとは思えない」と話しました。
また、ニックCEOは腕時計メーカーとしての視点から、「消費者は腕時計を宝石などのようにアクセサリーと同等に捉えており、頻繁に交換したがるはずである」と話し、ファッション性の高い腕時計という分野にiWatchは流行らないとの考えを示しました。
iWatchは現在100人体制で開発中であるとされており、湾曲ガラスを採用し、iOSを搭載していると伝えられています。
ニックCEOはiWatchに対して辛口なコメントを残しましたが、iPhoneはスマートデバイスとしてほぼ完成していると言っても過言ではなく、アップルが次なるスマートデバイスとしてiWatchを作るという流れは必然的な気がします。はたしてアップルは携帯電話同様に腕時計を再定義することができるのでしょうか。
ちなみにスウォッチ社は、2004年に米マイクロソフトのスマートウォッチ「パパラッチ」を発売しています。
スウォッチ社のパパラッチ
[Bloomberg via Apple Insider]
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