ウィルコムは5日、Eメール対応携帯電話として世界最小最軽量となるPHS方式の携帯電話「ストラップフォン2」を発表しました。発売は3月21日を予定しており、1万2000台の台数限定。本日より店頭予約を開始しています。
ストラップフォン2を開発したのは、本日別エントリーでも紹介した「イエデンワ2」を開発したエイビット(ABIT)。エイビットはイエデンワやストラップフォンといった、非常にニッチなユーザー層向けの端末開発によって一定の支持を集め続ける特異なメーカーとして一部で有名になりつつありますが、今回のストラップフォン2もまた、初代ストラップフォンからの正当進化と呼べる機能の追加実装が成されています。
ストラップフォン2の最も大きな進化はEメール機能の実装です。初代ストラップフォンでは通話機能以外ではライトメールしか扱えず、若干機能的に不満の残る点がありました。今回の端末ではその不満点を解消し、実用に耐え得る機能にしてきたという印象です。
通信面でも安定性をさらに向上しており、新たに可動式アンテナを実装。本体背面上部のアンテナを開く事で受信感度の改善も図っています。
ストラップフォンシリーズは開発当初から「フリスクフォン」の別名でも呼ばれていたように、その筐体サイズはフリスクケースとほぼ同じ、約70(H)×32(W)×10.7(T)mm。重さは初代ストラップフォンよりもさらに3g軽い約32g。カラーバリエーションもフリスクケースになぞらえ、ホワイト、ピンク、ブラックの3色展開となっています。
そのほか、細かな端末スペックは以下の通りです。
商品名 | ストラップフォン2 <WX06A> |
ディスプレイ | 1インチ液晶 |
解像度 | 96×64ドット |
フル充電時間 | 約2.5時間 |
連続通話時間 | 約2時間 |
連続待受時間 | 約300時間 |
電話帳 | 1,000件 (1件あたり3電話番号・3メールアドレス) |
対応ネットワーク | PHS |
Eメール | 対応(※POP3/SMTP非対応) |
メール受信 | 全角1万文字(半角2万文字) |
メール送信 | 全角1024文字(半角2048文字) |
ライトメール | 対応 |
赤外線通信 | 対応 |
イヤホンジャック | 対応(microUSBタイプ) |
セキュリティ | リモートロック リモートロック代行サービス |
サイズ | 70(H)×32(W)×10.7(T)mm |
重さ | 約32g |
展開色 | ホワイト、ピンク、ブラック |
端末価格はオンラインショップのウィルコムストアの場合、新規契約・機種変更共に「W-VALUE SELECT」での一括購入で3万5520円。分割購入では1480円×24ヶ月(合計3万5520円。これに「W-VALUE」割引が適用されると980円×24ヶ月の値引きとなり、実質負担額は500円×24ヶ月(合計1万2000円)となります。
ストラップフォンは開発の初期段階ではBluetoothを搭載し、スマートフォンなどの子機として扱えるような設計となっていた時期もありましたが、製品化にあたりBluetooth機能が省かれ、単なる通話専用端末のような扱いとなってしまっていたのが若干残念でしたが、今回のストラップフォン2でEメール機能が追加されたことにより、実用面でも支障のない端末に仕上がった感があります。
全てのメールとウィルコム同士の通話が月額1450円で完全無料となる「新ウィルコム定額プランS」を最大限に活かせる端末としても非常に魅力的な端末です。2台目端末は欲しいけど大きくて邪魔なものは要らないという方や、とにかく小さい端末に弱いデジタルガジェッターの方にはピッタリの端末かもしれません。
[ウィルコム]
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