ブルームバーグは4日(現地時間)、匿名の人物からの情報として、米アップルがカルフォルニア州クパチーノに建設中の宇宙船型新本社「Apple Campus 2」の建設費が50億ドル(約4770億円)近くにまで増大していると報じています。
報道によると、アップルの新本社の建設費は最初は30億ドル(2860億円)と見積もられていましたが、現在その建設費は50億ドル(約4770億円)近くにまで増大しているとのことです。この建設費はニューヨークに再建される「ワールド・トレード・センター」の建設費よりも高くなります。
また、新本社への入居も本来の予定の2015年から2016年へ先延ばしされたとしています。その理由として、新本社を設計した設計事務所「Foster + Partners」が、増大するコストをどうにか抑えようと試行錯誤しているからだとしています。
この新本社は2011年に、アップルの前CEOを務めていたスティーブ・ジョブズ氏が「世界で最も素晴らしいオフィスを建設する」として計画を発表しました。ジョブズ氏はクパチーノ市議会にたいして「この建物には平面のガラスは一切使っていないんだ」と語っていたことも記録されています。
iPhone4Sが発売された2011年とは異なり、現在のアップルはスマートフォン市場におけるiPhoneのシェアを少しずつ落としており、株価も低迷するなど苦境を迎えています。しかし、次期iPhone(通称:iPhone5S)には「キラーフィーチャー」が搭載されるとも噂されており、同社が新本社に入居する2016年までにはその状況を新製品の発売によって改善することはできるのでしょうか。
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