米グーグルは4日(現地時間)、Chrome開発者への返答の中で、自社製ブラウザ「Chrome」のバージョン28(現時点の最新バージョンは26)にて、独自のレンダリングエンジン「Blink」を採用すると発表しました。
グーグルは昨日、Chromiumのレンダリングエンジンを、米アップルが中心となって開発している「Webkit」から、独自のレンダリングエンジン「Blink」に変更すると発表しており、ChromeのレンダリングエンジンにもいずれBlinkが採用されるのではとみられていました。
Chromeの開発者であるPaul Irish氏は、BlinkはすでにChromeの「Canary builds(開発者向けバージョン)」に採用されており、10週間後(6月中旬)にはBlinkを採用したChromeの安定バージョンを発表できると語りました。
グーグルはChromeのレンダリングエンジンをWebkitからBlinkへ変更する理由を「Webkitはマルチプロセスアーキテクチャをサポートすることが難しいから」としており、ウェブブラウザ業界は混迷の時代を迎えています。
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